「ルーフテントを購入したいけど、どのモデルがいいのかな?」
「費用はどれくらいかかるのかな?」といった不安を抱えていませんか?
このページでは、ルーフテントの特徴やよく聞かれるご質問を詳しく解説いたします。
ぜひご参考にしてください。
■ルーフテントとは?
ルーフテント とはその名のとおり車の屋根(ルーフ)に取付けする開閉式テントのことです。ルーフトップテントとも呼ばれています。
キャンピングカーやオーバーランドスタイルに興味がある方や、車中泊での寝心地の悪さ、それに伴う荷物量の制限といった事にお悩みのキャンパー、最近では災害時の寝床確保といった場面を想定し、ルーフテント購入を考える方が増えています。
ただし物理的に大きくて、重たい製品のため、漠然と購入に二の足を踏んでしまう方が多いのも事実。
色々と使用上の注意はありますが、それ以上にアウトドアレジャーを楽しむ方にとっては夢の膨らむ魅力的なアイテムであることを知っていただきたいです。
■ルーフテントのメリット、デメリット
●メリット
・車中泊が難しい車でも、就寝スペースを確保できる
・車につけっぱなしにできるため、準備の手間、ご自宅での収納に困らない
・設営、撤収が簡単かつスピーディー
・地面の凹凸などによる影響を受けない
・地面に接していないためテントが汚れない
・地面に接していないため冬場の床冷えが軽減される
・地面を這う虫を気にする必要がない
・メッシュスクリーン付きの窓を備えているため、暑い時期も風通しが良い
・目線が高いため眺めが良い
・キャンピングカーなどに買い換えるより安く済む
・キャンピングカーより圧倒的ローコストで、夢のオーバーランドスタイルを味わえる
●デメリット
・運転時に風の影響を受けやすくなる
・車によっては燃費が悪くなる
・駐車場などの高さ制限に気をつける必要がある
・車に装着するためのカーキャリアが必要になる
・周囲からの視線が気になる方もいる
・使用可能なキャンプ場を事前に確認する必要がある
■HANTルーフテントを取り付けるには
該当する法律を把握する・道路交通法施行令第二十二条により、積載物の大きさに制限が指定されています。制限を超えるルーフテントの装着は違法になります。
車両からのはみ出しは前後左右1割以内です。高さは普通車3.8m、軽自動車は2.5mまでです。
車検に関して、ルーフテントは「指定部品(キャンパー・シェル)」にあたるため、一般的な取り付け方で車にしっかり固定されていれば、基本的にはそのままでも大丈夫です。ただしルーフテントを取り外すよう指摘されたケースも報告されているため、法律や車検に関して不安な点がある場合は、専門業者にご確認ください。
●自分の車に取り付けられるベースキャリアを探す
「ベースキャリア」「カーキャリア」と呼ばれる土台になるパーツが取り付けられる車であれば、基本的にはルーフテントを取り付けられます。
そのため、自分の車に適合するベースキャリアを別途購入する必要があります。
ご自身の車に取り付けられるキャリアの確認は、メーカーの「車種別適合情報」が便利です。
■自分に合ったルーフテントを選ぶ
●装着後の高さを確認する
高さに関しては、以下3つの高さを足してご確認ください。
地面から車の屋根までの高さ + ベースキャリアの高さ + ルーフテントの高さ(畳んだ状態での厚さ)< 高さ制限
ご自身の生活の中で立体駐車場を利用する、頻繁に高架下を通る場合、高さの確認が必須になります。
立体駐車場の高さ制限は、2.0〜2.5mの範囲で設定されています。ご自身での確認に不安がある方は、カー用品店や専門ショップにご相談ください。
●目的に合う定員のテントを選ぶ
ルーフテントは製品ごとに広さが違います。そのため、使用目的に合う定員の製品を選びましょう。
耐荷重に注意
ルーフテントは定員に問題なかったとしても、テントに人が入ると総重量が増えて、車両やキャリアの耐荷重をオーバーしてしまう可能性があります。
特に軽自動車の強度・屋根の耐荷重は、普通車ほど高くありません。
軽自動車にルーフテントを取り付けたい場合は、ルーフキャリアを販売するカー用品店や専門ショップに相談してみましょう。
●テントの耐水圧を確認
外遊びは天候に左右され、時には雨に降られてしまう事もあります。
そのためテントの耐水圧も確認しておきましょう。
一般的にテントの耐水圧は1,500~2,000mm程度です。数字が大きい方が大雨にも対応できます。ただしどんなに耐水圧が高くてもゲリラ豪雨のような土砂降りが続くと水が浸みてきます。その場合は使用を諦めて車内に移動してください。
ルーフテントを選択する際、耐水圧は必ず確認しましょう。
■ルーフテントを使う際の注意点
・最大積載量が設定されていますので、その範囲内で使用してください。また車の屋根やベースキャリアの耐荷重を超えないように配慮することも大切です。
・ルーフテントから落下しないよう、お子様から目を離さないで下さい。
・大雨時は使用しないで下さい。防水指数以上の雨は雨漏りの原因となります。
・ルーフテントは完全防水仕様ではありません。水の侵入や結露により、テント内にカビが発生する事がありますので、こまめな換気をお勧めします。
・自分の駐車スペースからはみ出したり、駐車してはいけない場所で宿泊したりといった、周囲の人の迷惑になるような使い方は厳禁です。
→道の駅で車中泊を目的とした利用は基本的にNGです。詳しくはご利用される道の駅などの施設へお問合せください。
・改造したり、強い衝撃を与えないで下さい。
・走行中のルーフテント使用は道路交通法で禁じられていますので、ルーフテントを開いた状態で走行しないで下さい。また走行中に開いてしまわない様、ロックを忘れずにして下さい。
■HANTルーフテント基本スペック・特徴紹介
サイドオープン型
基本スペック
・定員:2~3人
・収納時サイズ:213×143×18(cm)
・展開時サイズ:213×143×135(cm)
・展開時内寸:203×133×125(cm)
・本体重量(ラダーを除く): 85(kg)
・シェル材質:アルミ製(ゲルコート加工)
・テント生地:280Gポリエステルコットン
・耐水圧:3000mm
・カラー:ブラック×ライトグレー
テント内の天井高がラインナップで最も低いコンパクトモデルです。
ラインナップで唯一テント前後の2箇所に日除け/雨除けのひさしが装備されており、左右どちら向きでも取付け可能です。
カートップではなくカーゴトレーラー等へ設置するスタイルに最適です。
リヤオープン型
基本スペック
・定員:2~3人
・収納時サイズ:213×143×18(cm)
・展開時サイズ:213×143×163(cm)
・展開時内寸:203×133×153(cm)
・体重量(ラダーを除く): 80(kg)
・シェル材質:アルミ製(ゲルコート加工)
・テント生地:280Gポリエステルコットン
・耐水圧:3000mm
・カラー:ブラック×オレンジ
開閉のしやすいソロ・ペアキャンプ向けハードシェルルーフテントです。
ラダーの配置を3箇所(両サイド、リヤ)から選択できるため、様々な環境での使用に対応します
サイドオープンと縦横サイズは同じですが、高さが30cmほど高いため空間の広さを感じる事ができます。
フルオープン型
基本スペック
・定員:3~4人
・収納時サイズ:222×135×25(cm)
・展開時サイズ:222×250×135(cm)
・展開時内寸:205×240×115(cm)
・本体重量(ラダーを除く): 65(kg)
・シェル材質:アルミ製
・テント生地:280Gポリエステルコットン
・耐水圧:3000mm
・カラー:ブラック×オレンジ
ラインナップ最大の広さを誇るハードシェルルーフテントです。
大人が寝袋に入った状態で3~4人寝る事ができますので、1~2人で使用する場合は贅沢にゆったりと広々スペースを活用する事ができます。
小さいお子様を含めた3~4人家族にも最適です。
■ルーフテントのよくある質問
Q.ルーフテントの設置準備や費用は?
A.ルーフテントを装着するには、ベースキャリアが別途必要になります。ベースキャリアは15,000〜30,000円程で購入できますが、製品によって大きく異なります。
また取付け工賃もショップにより異なりますが、大体5,000円~とお考えください。
Q.取り付けは自分でできるの?
A.取付け自体は非常に簡単で誰でもできる作業ですが、50kg以上あるルーフテントを車の屋根に載せる必要があるため、個人で作業する場合は少なくとも成人男性が4人は必要になります。それが難しい場合は天井クレーン等の設備が整っている専門業者に依頼する事をお勧めします。
ルーフテント取り付け工賃は、10,000〜20,000円程度が相場といわれています。
Q.車の屋根が凹みませんか?
A.ルーフテントはベースキャリアの上に設置し、屋根に直接載せることはないため、耐荷重を下回っていれば凹むことはないでしょう。ただし軽自動車は耐荷重が低いことが多いので注意が必要です。正しい使い方をしていても凹む可能性が無いとは言い切れないため、ある程度自己責任だと認識する必要はあります。
Q.HANTルーフテントの実物は、どこに行ったら見られる?
A.HANTルーフテントはネオスポーツ(愛知県)
SWEN入野店(静岡県)で常時展示されております。
お近くの方はぜひお越しいただき、その場わからない点や不安に感じている点などを質問してみましょう。
実物を見ると夢が膨らみますよ!
またアウトドア、キャンピングカー系の展示会へ出展する場合もございます。
その際はHANT公式ホームページ、SNSで情報配信いたしますのでご確認ください。
■メンテナンス
キャンプから帰ってきたら、天気の良い日にルーフテントを広げて風通しを行い、フロアマットは天日干ししてください。
長期にわたって使用しない場合も定期的にこのメンテナンスをするだけでOKです。
■最近はこんなスタイルも!
ルーフテントと言えば、車の屋根に載せる開閉式テントであると冒頭で紹介しましたが、最近は新たなスタイルが流行りつつあります。
それが、【カーゴトレーラースタイル】です。
このスタイルの最大のメリットは、“愛車のON、OFFを使い分けられる”点にあります。
多くの方は自家用車を通勤やお買い物、お子様の送迎等で普段使いします。しかし普段使いにおいて、ルーフテントがつけっ放しになっている状態は、燃費が悪くなる、高さ制限を気にする必要があるというデメリットが目立ちます。
その点このカーゴトレーラースタイルは、普段使いの際には切り離して自宅で保管。キャンプに出かける際には連結して準備完了。カーゴトレーラーにほとんどの荷物が積み込めるため、車内は人が乗るだけ。場合によっては軽自動車に4人乗ってキャンプ場へ行き、2人はルーフテント、2人は車内で寝る事も可能です。
またキャンプ場に到着したら、トレーラーを切り離し、車は自由に使う事ができます。
カーゴトレーラーの多くは軽4規格のため、牽引免許は不要です。
ただし、愛車にヒッチメンバーを装着する必要がある、自宅に軽自動車を1台停めておくスペースが必要になるといった条件をクリアする必要があります。
とはいえ、キャンプ道具一式をカーゴトレーラーに積んだままにしておく事で、ON/OFFをあっという間に切り替えできるのは非常に魅力的!
新たなルーフテントの使い方が注目されています。
■取付実例
HANTルーフテントは様々な車種に取付け可能です。
取付事例はブログをチェック!
■ルーフテントでひと味違うキャンプを楽しもう!
面倒な設営作業がいらず、キャンプ場に到着してすぐに快適な空間を作り出せるルーフテント。
目線が高いことから、景色をより楽しめる点も非常に魅力的です。
ルーフテントを導入する際は、ぜひ今回紹介したルーフテントのメリット・デメリットや選び方を参考にしてください。
憧れのルーフテントで、これまでのキャンプとはひと味違ったオーバーランドスタイルを楽しみましょう!
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